【活用ガイド】

JVNDB-2014-007829

FreeBSD の Stream Control Transmission Protocol モジュールにおける権限を取得される脆弱性

概要

FreeBSD の Stream Control Transmission Protocol (SCTP) モジュールには、配列のインデックスエラーにより、(1) SCTIP_SS_VALUE オプションが設定されている場合、権限を取得される、または (2) SCTP_SS_PRIORITY オプションが有効の場合、任意のカーネルメモリを読まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


FreeBSD
  • FreeBSD 8.4 p23 未満の 8.4
  • FreeBSD 9.3 p9 未満の 9.3
  • FreeBSD 10.0 p17 未満の 10.0
  • FreeBSD 10.1 p5 未満の 10.1

想定される影響

ローカルユーザにより、(1) setsockopt 関数のストリーム ID を介して、権限を取得される、または (2) 任意のカーネルメモリを読まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-8612
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-8612
  2. 関連文書 : FreeBSD Kernel Multiple Vulnerabilities
更新履歴

  • [2015年02月13日]
      掲載