【活用ガイド】

JVNDB-2014-007684

libcurl の lib/vtls/curl_darwinssl.c 内の darwinssl_connect_step1 関数におけるサーバになりすまされる脆弱性

概要

libcurl の lib/vtls/curl_darwinssl.c 内の darwinssl_connect_step1 関数は、TLS に DarwinSSL (別名 SecureTransport) のバックエンドを使用する場合、キャッシュされた TLS セッションがセッションを再使用する際に証明書の検証をしたどうかチェックしないため、サーバになりすまされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-295: Improper Certificate Validation (不正な証明書検証) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/295.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Haxx
  • libcurl 7.31.0 から 7.39.0
アップル
  • Apple Mac OS X 10.10 から 10.10.4

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、巧妙に細工された証明書を介して、サーバになりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Haxx アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-8151
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-8151
更新履歴

  • [2015年01月19日]
      掲載
    [2015年08月31日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:アップル (HT205031) を追加
      ベンダ情報:アップル (APPLE-SA-2015-08-13-2 OS X Yosemite v10.10.5 and Security Update 2015-006) を追加