【活用ガイド】

JVNDB-2014-007582

Linux Kernel の fs/isofs/rock.c におけるカーネルメモリから重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の fs/isofs/rock.c 内の parse_rock_ridge_inode_internal 関数は、Extensions Reference (ER) System Use Field 内の length 値を検証しないため、カーネルメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.18.2 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工された ISO9660 イメージを介して、カーネルメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-9584
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-9584
更新履歴

  • [2015年01月15日]
      掲載