【活用ガイド】

JVNDB-2014-007581

Linux Kernel の security/keys/gc.c の key_gc_unused_keys 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の security/keys/gc.c 内の key_gc_unused_keys 関数には、競合状態により、サービス運用妨害 (メモリ破損またはパニック) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.18.2 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、キーのガベージコレクション中にキーの構造体メンバへのアクセスを誘発する keyctl コマンドを介して、サービス運用妨害 (メモリ破損またはパニック) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-9529
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-9529
更新履歴

  • [2015年01月15日]
      掲載