【活用ガイド】

JVNDB-2014-007332

libvirt の storage/storage_driver.c の storageVolUpload 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

libvirt の storage/storage_driver.c の storageVolUpload 関数は、特定の戻り値をチェックしないため、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびデーモンクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-476: NULL Pointer Dereference (NULL ポインタデリファレンス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/476.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • libvirt 1.2.11 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、"virsh vol-upload" コマンドの巧妙に細工された offset 値を介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびデーモンクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

libvirt.org レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-8135
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-8135
更新履歴

  • [2014年12月24日]
      掲載
    [2015年01月14日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:libvirt.org (LSN-2014-0009) を追加