【活用ガイド】

JVNDB-2014-007269

Linux Kernel の Thread Local Storage の実装の arch/x86/kernel/tls.c における espfix 保護メカニズムを回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の Thread Local Storage (TLS) の実装の arch/x86/kernel/tls.c には、espfix 保護メカニズムを回避され、その結果、ASLR 保護メカニズムを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.18.1 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、set_thread_area システムコールおよびその後の 16-bit 値の読み込む巧妙に細工されたアプリケーションを介して、espfix 保護メカニズムを回避され、その結果、ASLR 保護メカニズム回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-8133
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-8133
更新履歴

  • [2014年12月19日]
      掲載