【活用ガイド】

JVNDB-2014-007265

MIT Kerberos 5 の plugins/kdb/ldap/libkdb_ldap/ldap_principal2.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

MIT Kerberos 5 (別名 krb5) の plugins/kdb/ldap/libkdb_ldap/ldap_principal2.c には、KDC が LDAP を使用する際、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびデーモンクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-476: NULL Pointer Dereference (NULL ポインタデリファレンス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/476.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


MIT Kerberos
  • Kerberos 1.12.x
  • Kerberos 1.13.1 未満の 1.13.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、キーレスなプリンシパルにデータベースエントリを作成されることで、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびデーモンクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MIT Kerberos
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-5354
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-5354
更新履歴

  • [2014年12月19日]
      掲載