【活用ガイド】

JVNDB-2014-007259

Docker におけるルート権限で任意のコードを実行される脆弱性

概要

Docker には、アーカイブ抽出処理における chroot に関する処理に不備があるため、ルート権限で任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Docker
  • Docker 1.3.2

想定される影響

第三者により、LZMA (.xz) アーカイブの Dockerfile の巧妙に細工された (1) イメージ、または (2) ビルドを介して、ルート権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Docker
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-9357
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-9357
  2. 関連文書 : Docker 1.3.3 - Security Advisory [11 Dec 2014]
更新履歴

  • [2014年12月19日]
      掲載