【活用ガイド】

JVNDB-2014-007228

Android の AndroidManifest.xml における格納された SMS メッセージを送信される脆弱性

概要

Android の AndroidManifest.xml は、SmsReceiver レシーバに対して SEND_SMS パーミッションを要求しないため、格納された SMS メッセージを送信され、その結果、任意の新しい SMS メッセージのドラフトを送信される、または古いメッセージに対するネットワークオペレータからのメッセージごとのチャージ (per-message charge) の追加を誘発される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug 17671795 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Google
  • Android 5.0.0 未満

想定される影響

攻撃者により、com.android.mms.transaction.MESSAGE_SENT アクションを伴うインテントをブロードキャストする巧妙に細工されたアプリケーションを介して、格納された SMS メッセージを送信され、その結果、任意の新しい SMS メッセージのドラフトを送信される、または古いメッセージに対するネットワークオペレータからのメッセージごとのチャージ (per-message charge) の追加を誘発される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-8610
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-8610
更新履歴

  • [2014年12月17日]
      掲載