【活用ガイド】

JVNDB-2014-007218

Linux Kernel の arch/x86/kernel/kvm.c 内の paravirt_ops_setup 関数における ASLR 保護メカニズムを回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の arch/x86/kernel/kvm.c 内の paravirt_ops_setup 関数には、KVM ゲストカーネル用に不適切な paravirt_enabled 設定を使用するため、ASLR 保護メカニズムを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.18 まで

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、16-bit 値を読む巧妙に細工されたアプリケーションを介して、ASLR 保護メカニズムを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux Novell レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-8134
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-8134
更新履歴

  • [2014年12月17日]
      掲載