【活用ガイド】

JVNDB-2014-005971

X.Org Server における整数オーバーフローの脆弱性

概要

X.Org Server (別名 xserver および xorg-server) の DRI2 エクステンションの ProcDRI2GetBuffers 関数には、整数オーバーフローの脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-190: Integer Overflow or Wraparound (整数オーバーフローまたはラップアラウンド) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/190.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


X.Org Foundation
  • X.Org Server 1.7.0 から 1.16.3 未満の 1.16.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、巧妙に細工されたリクエストを介して、out-of-bounds read および out-of-bounds write を誘発されることで、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

X.Org Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 整数オーバーフローまたはラップアラウンド(CWE-190) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-8094
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-8094
  2. 関連文書 : MGASA-2014-0532
更新履歴

  • [2014年12月15日]
      掲載
    [2015年06月04日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2014-0532) を追加