【活用ガイド】

JVNDB-2014-005886

Microsoft Exchange Server の Outlook Web App におけるユーザを任意の Web サイトにリダイレクトされる脆弱性

概要

Microsoft Exchange Server の Outlook Web App (OWA) は、リダイレクトのトークンを適切に検証しないため、ユーザを任意の Web サイトにリダイレクトされる、および電子メールメッセージの発信元になりすまされる脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Exchange の URL リダイレクトの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2013 SP1
  • Microsoft Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 6

想定される影響

第三者により、ユーザを任意の Web サイトにリダイレクトされる、および電子メールメッセージの発信元になりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS14-075
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS14-075
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-6336
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-6336
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2014年12月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2014-0051
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS14-075,080,081,082,083,084,085)(2014年12月10日)
更新履歴

  • [2014年12月12日]
      掲載