【活用ガイド】

JVNDB-2014-005853

Xen におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Xen は、大量の VCPU を使用する場合、読み込みおよび書き込みのロックを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (書き込み拒否、または NMI ウォッチドッグタイムアウトおよびホストクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2014-9065 とは異なる脆弱性です。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-17: Code (コード) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/17.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Xen プロジェクト
  • Xen 4.4.x およびそれ以前

想定される影響

ローカルの x86 ゲストユーザにより、大量の read リクエストを介して、サービス運用妨害 (書き込み拒否、または NMI ウォッチドッグタイムアウトおよびホストクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Xen プロジェクト
  • Xen Security Advisory : XSA-114
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード(CWE-17) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-9066
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-9066
更新履歴

  • [2014年12月11日]
      掲載