【活用ガイド】

JVNDB-2014-005851

GNU Binutils におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

GNU Binutils には、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU Binutils 2.24 およびそれ以前

想定される影響

ローカルユーザにより、以下の影響を受ける可能性があります。

(1) .. (ドットドット) またはフルパス名を含む strip のアーカイブを介して、任意のファイルを削除される
(2) .. (ドットドット) またはフルパス名を含む objcopy のアーカイブを介して、任意のファイルを削除される
(3) .. (ドットドット) またはフルパス名を含む ar のアーカイブを介して、任意のファイルを作成される
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-8737
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-8737
更新履歴

  • [2014年12月11日]
      掲載