【活用ガイド】

JVNDB-2014-005825

Erlang/OTP の FTP モジュールにおける CRLF インジェクションの脆弱性

概要

Erlang/OTP の FTP モジュールには、CRLF インジェクションの脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-93: Improper Neutralization of CRLF Sequences (CRLF インジェクション) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/93.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ERLANG
  • Erlang/OTP R15B03

想定される影響

攻撃者により、以下のコマンドの CRLF シーケンスを介して、任意の FTP コマンドを挿入される可能性があります。

(1) user
(2) account
(3) cd
(4) ls
(5) nlist
(6) rename
(7) delete
(8) mkdir
(9) rmdir
(10) recv
(11) recv_bin
(12) recv_chunk_start
(13) send
(14) send_bin
(15) send_chunk_start
(16) append_chunk_start
(17) append
(18) append_bin
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ERLANG レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-1693
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-1693
  2. 関連文書 : MGASA-2014-0553
更新履歴

  • [2014年12月10日]
      掲載
    [2015年06月23日]
      参考情報：関連文書 (MGASA-2014-0553) を追加

公表日2014/01/29
登録日2014/12/10
最終更新日2015/06/23