【活用ガイド】

JVNDB-2014-005745

mutt の write_one_header 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

mutt の write_one_header 関数は、ヘッダの冒頭部分で改行文字を適切に処理しないため、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Mutt
  • Mutt 1.5.23

想定される影響

第三者により、body 部分が空のヘッダを介して、mutt_substrdup 関数内でヒープベースのバッファオーバーフローを誘発されることで、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian Bug report logs : 771125
  • Debian Security Advisory : DSA-3083
Mutt レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-9116
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-9116
  2. 関連文書 : MGASA-2014-0509
更新履歴

  • [2014年12月03日]
      掲載
    [2015年05月25日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2014-0509) を追加