【活用ガイド】

JVNDB-2014-005713

GnuPG で使用される Libksba の ksba_oid_to_str 関数における整数アンダーフローの脆弱性

概要

GnuPG で使用される Libksba の ksba_oid_to_str 関数には、整数アンダーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Libksba project
  • Libksba 1.3.2 未満

想定される影響

第三者により、(1) S/MIME メッセージ、または (2) ECC ベースの OpenPGP データの巧妙に細工された OID を介して、バッファオーバーフローを誘発されることで、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical GNU Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 整数アンダーフロー(CWE-191) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-9087
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-9087
  2. 関連文書 : MGASA-2014-0498
更新履歴

  • [2014年12月02日]
      掲載
    [2015年05月25日]
      参考情報：関連文書 (MGASA-2014-0498) を追加

公表日2014/11/25
登録日2014/12/02
最終更新日2015/05/25