【活用ガイド】

JVNDB-2014-005711

Xen の "REP MOVS" インストラクション用アクセラレーションサポートにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Xen の "REP MOVS" インストラクション用アクセラレーションサポートは、ハイパーバイザ内でエミュレートされた I/O (MMIO) がマッピングされたメモリに対する適切な境界チェックが欠落しているため、サービス運用妨害 (ホストクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-17: Code (コード) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/17.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Xen プロジェクト
  • Xen 4.4.x およびそれ以前
  • Xen 3.2.x およびそれ以前

想定される影響

ローカルの HVM ゲストにより、サービス運用妨害 (ホストクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Xen プロジェクト
  • Xen Security Advisory : XSA-112
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード(CWE-17) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-8867
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-8867
更新履歴

  • [2014年12月02日]
      掲載
    [2015年05月13日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0783) を追加