【活用ガイド】

JVNDB-2014-005704

Linux Kernel の arch/x86/kvm/x86.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の arch/x86/kvm/x86.c は、競合状態により、サービス運用妨害 (ゲスト OS クラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2010-5313 と同様の問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.17.4 未満

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、ゲストユーザ空間のエミュレーションエラーレポートを誘発する MMIO または PIO トランザクションを実行する巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (ゲスト OS クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-7842
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-7842
更新履歴

  • [2014年12月02日]
      掲載