【活用ガイド】

JVNDB-2014-005520

D-Bus におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

D-Bus には、サービス運用妨害 (新たな接続および接続ドロップの妨害) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2014-3636 に対する修正が不十分だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


freedesktop.org
  • D-Bus 1.3.0 から 1.6.26 未満の 1.6.x
  • D-Bus 1.8.10 未満の 1.8.x
  • D-Bus 1.9.2 未満の 1.9.x

想定される影響

ローカルユーザにより、ファイル記述子の最大数をキューイングされることで、サービス運用妨害 (新たな接続および接続ドロップの妨害) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

freedesktop.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-7824
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-7824
更新履歴

  • [2014年11月19日]
      掲載