【活用ガイド】

JVNDB-2014-005487

Docker および docker-py におけるダウングレード攻撃される脆弱性

概要

Docker および docker-py は、レジストリへの HTTPS 接続が失敗した場合、HTTP にフォールバックするため、ダウングレード攻撃を実行され、認証情報およびイメージデータを取得される脆弱性が存在します。

CWE-17
補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-17: Code (コード) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/17.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Docker
  • Docker 1.3.1 未満
  • docker-py 0.5.3 未満

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、HTTPS トラフィックをブロックするクライアントとレジストリ間のネットワークポジションを利用されることで、ダウングレード攻撃を実行され、認証情報およびイメージデータを取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Docker Google
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード(CWE-17) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-5277
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-5277
更新履歴

  • [2014年11月18日]
      掲載