【活用ガイド】

JVNDB-2014-005321

Linux Kernel の SCTP の実装におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の SCTP の実装には、net/sctp/sm_make_chunk.c および net/sctp/sm_statefuns.c に関する処理に不備があるため、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.17.2 まで

想定される影響

第三者により、不正な形式の ASCONF チャンクを介して、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3673
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3673
更新履歴

  • [2014年11月11日]
      掲載
    [2014年12月25日]
      ベンダ情報:オラクル (ELSA-2014-3087) を追加
      ベンダ情報:オラクル (ELSA-2014-3088) を追加
      ベンダ情報:オラクル (ELSA-2014-3089) を追加
    [2015年06月08日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0062) を追加
    [2015年06月22日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0115) を追加