【活用ガイド】

JVNDB-2014-005318

Linux Kernel の KVM サブシステムの arch/x86/kvm/vmx.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の KVM サブシステムの arch/x86/kvm/vmx.c は、INVVPID 命令の終了ハンドラを持たないため、サービス運用妨害 (ゲスト OS クラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.17.2 まで

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (ゲスト OS クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3646
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3646
更新履歴

  • [2014年11月11日]
      掲載
    [2015年06月09日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0284) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0126) を追加