【活用ガイド】

JVNDB-2014-005287

複数の Cisco デバイス上で稼働する Cisco IOS XE における Linux の root アクセス権を取得される脆弱性

概要

Cisco WS-C3850、WS-C3860、および AIR-CT5760 デバイス上で稼働する Cisco IOS XE は、"request system shell" 変更応答を適切に解析しないため、Linux の root アクセス権を取得される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCur09815 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS XE 3.5E およびそれ以前
  • AIR-CT5760
  • WS-C3850
  • WS-C3860

想定される影響

ローカルユーザにより、管理者権限を利用されることで、Linux の root アクセス権を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-7990
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-7990
更新履歴

  • [2014年11月10日]
      掲載