【活用ガイド】

JVNDB-2014-005119

IBM WebSphere Portal におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

IBM WebSphere Portal は、エンティティ展開中の再帰を適切に検知しないため、サービス運用妨害 (メモリおよび CPU 資源の消費) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2003-1564 と同様の問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM WebSphere Portal 6.1.0 から 6.1.0.6 CF27
  • IBM WebSphere Portal 6.1.5 から 6.1.5.3 CF27
  • IBM WebSphere Portal 7.0 から 7.0.0.2 CF28
  • IBM WebSphere Portal 8.0 から 8.0.0.1 CF14
  • IBM WebSphere Portal 8.5.0 CF03 未満の 8.5.0

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、多数のネストされたエンティティ参照を含む巧妙に細工された XML 文書を介して、サービス運用妨害 (メモリおよび CPU 資源の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4814
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4814
更新履歴

  • [2014年10月30日]
      掲載