【活用ガイド】

JVNDB-2014-005084

D-Bus におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

D-Bus には、 (1) サービス運用妨害 (新しい接続および接続中断の阻止) 状態にされる、または (2) サービス運用妨害 (切断) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


freedesktop.org
  • D-Bus 1.3.0 から 1.6.24 未満の 1.6.x
  • D-Bus 1.8.8 未満の 1.8.x

想定される影響

ローカルユーザにより、以下を実行される可能性があります。

(1) ファイル記述子の最大数をキューイングされることで、サービス運用妨害
  (新しい接続および接続中断の阻止) 状態にされる可能性があります。

(2) 単一の sendmsg コールのために許容されている数よりも多いファイル記述
  子を持って結合する複数のメッセージを介して、サービス運用妨害 (切断)
  状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

freedesktop.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3636
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3636
  2. 関連文書 : MGASA-2014-0395
更新履歴

  • [2014年10月29日]
      掲載
    [2015年06月22日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2014-0395) を追加