【活用ガイド】

JVNDB-2014-005019

GPGME の engine-gpgsm.c および engine-uiserver.c におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

GPGME の (1) engine-gpgsm.c および (2) engine-uiserver.c の status_handler 関数には、"特定のオーダーによる異なる行の長さ (different line lengths in a specific order)" に関する処理に不備があるため、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 12.04 LTS
  • Ubuntu 10.04
Debian
  • Debian GNU/Linux 6.0
GNU Project
  • GPGME 1.5.1 未満

想定される影響

第三者により、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3564
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3564
更新履歴

  • [2014年10月27日]
      掲載
    [2015年10月30日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - October 2015) を追加