【活用ガイド】

JVNDB-2014-004913

TigerVNC における整数オーバーフローの脆弱性

概要

TigerVNC には、画面サイズに関する処理に不備があるため、整数オーバーフローの脆弱性脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2014-6051 と同様の問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


TigerVNC
  • TigerVNC

レッドハットの Bug 1151307 によると、TigerVNC 1.3.1 についてのパッチが公開されています。1.3.1 以前のバージョンが本脆弱性の影響を受ける可能性があります。
想定される影響

リモートの VNC サーバにより、ヒープベースのバッファオーバーフローを誘発されることで、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

TigerVNC オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-8240
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-8240
  2. 関連文書 : Request for CVE assignment for tigervnc affected by similar flaws as in CVE-2014-6051 and CVE-2014-6052 of libvncserver
更新履歴

  • [2014年10月23日]
      掲載
    [2015年11月06日]
      ベンダ情報：オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - October 2015) を追加

公表日2014/10/16
登録日2014/10/23
最終更新日2015/11/06