【活用ガイド】

JVNDB-2014-004836

特定の Intel プロセッサ上で稼働する Linux Kernel の net/core/utils.c 内の net_get_random_once の実装における IP 通信を偽装される脆弱性

概要

特定の Intel プロセッサ上で稼働する Linux Kernel の net/core/utils.c 内の net_get_random_once の実装は、ランダムシードを初期化するスローパス (slow-path) 操作を実行しないため、IP 通信を偽装される、または中断される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.13.x
  • Linux Kernel 3.14.5 未満の 3.14.x

想定される影響

第三者により、予測可能な TCP シーケンス番号、TCP および UDP ポート番号、および IP ID 値を利用されることで、IP 通信を偽装される、または中断される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-7284
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-7284
更新履歴

  • [2014年10月20日]
      掲載