【活用ガイド】

JVNDB-2014-004782

複数の Microsoft 製品における任意のコードを実行される脆弱性

概要

複数の Microsoft 製品には、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Microsoft Word ファイル形式の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Office 2007 SP3
  • Microsoft Office 2010 SP1 (32 ビット版)
  • Microsoft Office 2010 SP1 (64 ビット版)
  • Microsoft Office 2010 SP2 (32 ビット版)
  • Microsoft Office 2010 SP2 (64 ビット版)
  • Microsoft Office for Mac 2011
  • Microsoft Office Web Apps 2010
  • Microsoft Office Web Apps 2010 SP1
  • Microsoft Office Web Apps 2010 SP2
  • Microsoft Office 互換機能パック SP3
  • Microsoft SharePoint Server 2010 SP1 上の Word Automation Services
  • Microsoft SharePoint Server 2010 SP2 上の Word Automation Services
  • Microsoft Word 2007 SP3
  • Microsoft Word 2010 SP1 (32 ビット版)
  • Microsoft Word 2010 SP1 (64 ビット版)
  • Microsoft Word 2010 SP2 (32 ビット版)
  • Microsoft Word 2010 SP2 (64 ビット版)

想定される影響

第三者により、Word ドキュメント内の巧妙に細工されたプロパティを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4117
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4117
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2014年10月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2014-0039
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS14-056,057,058,059,060,061,062,063)(2014年10月15日)
更新履歴

  • [2014年10月17日]
      掲載