【活用ガイド】

JVNDB-2014-004645

GnuPG などの製品で使用される Libgcrypt における鍵抽出攻撃を実行される脆弱性

概要

GnuPG およびその他の製品で使用される Libgcrypt は、暗号文の正規化およびランダム化を適切に実行しないため、鍵抽出攻撃 (key-extraction attack) を実行される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2013-4576 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


GNU Project
  • Libgcrypt 1.5.4 未満

想定される影響

物理的に端末の操作が可能な攻撃者により、露出した金属から電圧データを収集する能力を利用されることで、鍵抽出攻撃 (key-extraction attack) を実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-5270
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-5270
更新履歴

  • [2014年10月14日]
      掲載