【活用ガイド】

JVNDB-2014-004603

Suricata の SSH parser の SSHParseBanner 関数における SSH ルールを回避される脆弱性

概要

Suricata の SSH parser (app-layer-ssh.c) の SSHParseBanner 関数には、SSH ルールを回避され、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Open Information Security Foundation
  • Suricata 2.0.4 未満

想定される影響

第三者により、大量のメモリの割り当て、または out-of-bounds write を誘発する巧妙に細工されたバナーを介して、SSH ルールを回避され、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Open Information Security Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-6603
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-6603
更新履歴

  • [2014年10月09日]
      掲載