【活用ガイド】

JVNDB-2014-004558

OpenStack Compute の VMWare ドライバにおけるクォータ制限を回避される脆弱性

概要

OpenStack Compute (Nova) の VMWare ドライバには、クォータ制限を回避され、サービス運用妨害 (リソース消費) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2014-2573 に対する修正が不十分だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.7 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenStack
  • OpenStack Compute 2014.1.3 未満

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、仮想マシンをレスキュー状態にされ、一時停止され、それによりエラー状態に陥り、その結果、イメージを削除されることで、クォータ制限を回避され、サービス運用妨害 (リソース消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenStack オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3608
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3608
  2. 関連文書 : [OSSA 2014-032] Nova VMware driver still leaks rescued images (CVE-2014-3608)
更新履歴

  • [2014年10月08日]
      掲載
    [2014年11月27日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:1781) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:1782) を追加
    [2014年12月02日]
      ベンダ情報:オラクル (Multiple vulnerabilities in Nova) を追加