【活用ガイド】

JVNDB-2014-004440

Linux Kernel の HID サブシステムの report_fixup 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の HID サブシステムの report_fixup 関数には、以下のファイルに関する処理に不備があるため、サービス運用妨害 (out-of-bounds write) 状態にされる脆弱性が存在します。

(1) drivers/hid/hid-cherry.c
(2) drivers/hid/hid-kye.c
(3) drivers/hid/hid-lg.c
(4) drivers/hid/hid-monterey.c
(5) drivers/hid/hid-petalynx.c
(6) drivers/hid/hid-sunplus.c
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.16.2 未満

想定される影響

物理的に端末の操作が可能な攻撃者により、過度に小さなレポート記述子を提供する巧妙に細工されたデバイスを介して、サービス運用妨害 (out-of-bounds write) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3184
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3184
更新履歴

  • [2014年09月30日]
      掲載
    [2014年11月21日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:1318) を追加