【活用ガイド】

JVNDB-2014-004437

Linux Kernel の Magic Mouse HID ドライバにおけるスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Linux Kernel の Magic Mouse HID ドライバの drivers/hid/hid-magicmouse.c 内の magicmouse_raw_event 関数には、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.16.3 まで

想定される影響

物理的に端末の操作が可能な攻撃者により、イベントに関連付けられた大量の (1) EHCI または (2) XHCI データを提供する巧妙に細工されたデバイスを介して、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3181
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3181
更新履歴

  • [2014年09月30日]
      掲載
    [2014年10月01日]
      ベンダ情報:kernel.org (Issue 100:  Magic Mouse HID device driver overflow) を追加
    [2014年11月21日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:1318) を追加