【活用ガイド】

JVNDB-2014-004369

D-Bus の dbus-daemon におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

D-Bus の dbus-daemon は、古い接続を適切にクローズしないため、サービス運用妨害 (不完全な接続の消費および新しい接続の妨害) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-774: Allocation of File Descriptors or Handles Without Limits or Throttling (制限またはスロットリング無しのファイル記述子およびハンドルの割り当て) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/774.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


freedesktop.org
  • D-Bus 1.6.24 未満
  • D-Bus 1.8.8 未満の 1.8.x

想定される影響

ローカルユーザにより、大量の不完全な接続を介して、サービス運用妨害 (不完全な接続の消費および新しい接続の妨害) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

freedesktop.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3639
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3639
  2. 関連文書 : MGASA-2014-0395
更新履歴

  • [2014年09月24日]
      掲載
    [2015年06月22日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2014-0395) を追加