【活用ガイド】

JVNDB-2014-004367

D-Bus におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

D-Bus は、終了したプロセスへの接続を適切にクローズしないため、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは CWE-775: Missing Release of File Descriptor or Handle after Effective Lifetime (有効なライフタイム後のファイル記述子またはハンドルの未解放) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/775.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


freedesktop.org
  • D-Bus 1.8.8 未満の 1.8.x
  • D-Bus 1.6.24 未満の 1.6.x

上記製品のバージョン 1.3.0 以上が影響を受ける可能性があります。
想定される影響

ローカルユーザにより、D-Bus 接続ファイル記述子を含む D-bus メッセージを介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

freedesktop.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コード(CWE-17) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3637
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3637
  2. 関連文書 : MGASA-2014-0395
更新履歴

  • [2014年09月24日]
      掲載
    [2015年06月22日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2014-0395) を追加