【活用ガイド】

JVNDB-2014-004366

D-Bus におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

D-Bus には、64-bit システム上で稼動している、および max_message_unix_fds 制限を奇数に設定されている場合、一つずれエラー (Off-by-One error) により、サービス運用妨害 (dbus-デーモンクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


freedesktop.org
  • D-Bus 1.8.8 未満の 1.8.x
  • D-Bus 1.6.24 未満の 1.6.x

上記製品のバージョン 1.3.0 以上が影響を受ける可能性があります。
想定される影響

第三者により、制限より1つ多くファイル記述子を送信され、ヒープベースのバッファオーバーフローまたは表明違反を誘発されることで、サービス運用妨害 (dbus-デーモンクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

freedesktop.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3635
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3635
  2. 関連文書 : MGASA-2014-0395
更新履歴

  • [2014年09月24日]
      掲載
    [2015年06月22日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2014-0395) を追加