【活用ガイド】

JVNDB-2014-004079

Microsoft Lync Server 2013 のサーバにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Microsoft Lync Server 2013 のサーバには、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびデーモンハング) 状態にされる脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Lync のサービス拒否の脆弱性」と記載されています。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-476: NULL Pointer Dereference (NULL ポインタデリファレンス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/476.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Lync 2010 (サーバー)
  • Microsoft Lync Server 2013 (サーバー)

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたリクエストを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびデーモンハング) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4071
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4071
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2014年9月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2014-0034
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS14-052,053,054,055)(2014年9月10日)
更新履歴

  • [2014年09月11日]
      掲載