【活用ガイド】

JVNDB-2014-004013

Linux Kernel の fs/isofs/rock.c 内の parse_rock_ridge_inode_internal 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の fs/isofs/rock.c 内の parse_rock_ridge_inode_internal 関数には、スタックの消費により、サービス運用妨害 (制御されていない再帰、およびシステムクラッシまたはリブート) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.16.1 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、CL エントリを持つディレクトリエントリを参照する別の CL エントリを伴う巧妙に細工された ISO9660 イメージを介して、サービス運用妨害 (制御されていない再帰、およびシステムクラッシまたはリブート) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

kernel.org Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-5471
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-5471
更新履歴

  • [2014年09月03日]
      掲載
    [2014年11月21日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:1318) を追加
    [2015年05月13日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0782) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0102) を追加
    [2015年06月08日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0695) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0803) を追加