【活用ガイド】

JVNDB-2014-004012

Linux Kernel の virt/kvm/iommu.c 内の kvm_iommu_map_pages 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の virt/kvm/iommu.c 内の kvm_iommu_map_pages 関数は、マッピングの失敗を処理している間、ページ数を誤って計算するため、(1) サービス運用妨害 (ホスト OS のメモリ破損) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性、または (2) サービス運用妨害 (ホスト OS のメモリ消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.16.1 まで

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、(1) 過度に大きな gfn 値を誘発されることで、サービス運用妨害 (ホスト OS のメモリ破損) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性、または (2) ページの恒久的なピン留めにつながる過度に小さな gfn 値を誘発されることで、サービス運用妨害 (ホスト OS のメモリ消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3601
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3601
更新履歴

  • [2014年09月03日]
      掲載