【活用ガイド】

JVNDB-2014-003999

Linux 上で稼働する IBM Security AppScan Enterprise のインストールプロセスにおける重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux 上で稼働する IBM Security AppScan Enterprise のインストールプロセスは、一時ファイル内に平文のパスワードを配置するため、重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Rational AppScan Enterprise 8.5
  • IBM Security AppScan Enterprise Linux-8.6.0.2-iFix-003 未満の 8.x
  • IBM Security AppScan Enterprise Linux-8.7.0.1-iFix-003 未満の 8.7.x
  • IBM Security AppScan Enterprise Linux-8.8.0.1-iFix-002 未満の 8.8.x
  • IBM Security AppScan Enterprise Linux-9.0.0.1-iFix-001 未満の 9.0.x

想定される影響

ローカルユーザにより、一時ファイルを読まれることで、重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認証情報の不十分な保護(CWE-522) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4806
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4806
更新履歴

  • [2014年09月02日]
      掲載