【活用ガイド】

JVNDB-2014-003913

Xen の特定の MMU 仮想化操作におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Xen の特定の MMU 仮想化操作は、Hardware Assisted Paging (HAP) を使用する場合、プリエンプティブでないため、サービス運用妨害 (vcpu 資源の消費) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2014-5149 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Xen プロジェクト
  • Xen 4.2.x から 4.4.x xsa97-hap patch 未満

想定される影響

ローカルの HVM ゲストにより、ゲストに割り当てられたすべてのページの処理操作を呼び出されることで、サービス運用妨害 (vcpu 資源の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Xen プロジェクト
  • Xen Security Advisory : XSA-97
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-5146
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-5146
更新履歴

  • [2014年08月26日]
      掲載

公表日2014/08/12
登録日2014/08/26
最終更新日2014/08/26