【活用ガイド】

JVNDB-2014-003839

Linux Kernel の fs/namespace.c の do_remount 関数における読み取り専用の制限を回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の fs/namespace.c の do_remount 関数は、バインドマウントの再マウントにわたり MNT_LOCK_READONLY ビットを維持しないため、読み取り専用の制限を回避される、および特定のサンドボックス保護メカニズムを破られる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.16.1 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、ユーザの名前空間に含まれる "mount -o remount" コマンドを介して、読み取り専用の制限を回避される、および特定のサンドボックス保護メカニズムを破られる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-5206
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-5206
更新履歴

  • [2014年08月19日]
      掲載