【活用ガイド】

JVNDB-2014-003820

MIT Kerberos 5 の kadmind の LDAP KDB モジュールの plugins/kdb/ldap/libkdb_ldap/ldap_principal2.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

MIT Kerberos 5 (別名 krb5) の kadmind の LDAP KDB モジュールの plugins/kdb/ldap/libkdb_ldap/ldap_principal2.c の krb5_encode_krbsecretkey 関数には、一つずれエラー (Off-by-One error) により、サービス運用妨害 (バッファオーバーフロー) 状態にされる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 8.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


MIT Kerberos
  • Kerberos 5 1.11.6 未満の 1.6.x から 1.11.x
  • Kerberos 5 1.12.2 未満の 1.12.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、一連の "cpw -keepold" コマンドを介して、サービス運用妨害 (バッファオーバーフロー) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MIT Kerberos オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4345
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4345
更新履歴

  • [2014年08月15日]
      掲載
    [2014年12月02日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2014-4345 Numeric Errors vulnerability in Kerberos) を追加
    [2015年06月08日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0439) を追加