【活用ガイド】

JVNDB-2014-003818

MIT Kerberos 5 の lib/gssapi/spnego/spnego_mech.c の SPNEGO イニシエータの init_ctx_reselect 関数におけるメモリ二重解放の脆弱性

概要

MIT Kerberos 5 (別名 krb5) の lib/gssapi/spnego/spnego_mech.c の SPNEGO イニシエータの init_ctx_reselect 関数には、メモリを二重に解放する不備があるため、サービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.6 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


MIT Kerberos
  • Kerberos 5 1.12.2 未満の 1.10.x から 1.12.x

想定される影響

第三者により、意図されたアクセプタから表示されていますが、イニシエータによって提示されたものとは異なるセキュリティメカニズムを指定するネットワークトラフィックを介して、サービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MIT Kerberos レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 二重解放(CWE-415) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4343
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4343
更新履歴

  • [2014年08月15日]
      掲載
    [2015年06月08日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0439) を追加