【活用ガイド】

JVNDB-2014-003811

OpenSSL の DTLS の実装の d1_both.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenSSL の DTLS の実装の d1_both.c には、メモリリークにより、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 0.9.8 以上 0.9.8zb 未満
  • OpenSSL 1.0.0 以上 1.0.0n 未満
  • OpenSSL 1.0.1 以上 1.0.1i 未満
ヒューレット・パッカード
  • HP Virtual Connect 8Gb 24ポート ファイバーチャネル モジュール 3.00 未満 (VC (バーチャルコネクト) 4.40 未満)

上記以外の OpenSSL を利用する他の製品も影響を受ける可能性があります。
本脆弱性の影響を受ける HP SSL の詳細については、ベンダ情報 HPSBOV03099 SSRT101686 をご確認ください。
想定される影響

第三者により、特定の insert 関数の戻り値の不適切な処理を誘発する zero-length DTLS フラグメントを介して、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Huawei IBM OpenSSL Project ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3507
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3507
更新履歴

  • [2014年08月15日]
      掲載
    [2014年11月14日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード (HPSBUX03095 SSRT101674) を追加
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード (HPSBOV03099 SSRT101686) を追加
    [2014年11月28日]
      ベンダ情報:IBM (1682293) を追加
      ベンダ情報:IBM (1686997) を追加
      ベンダ情報:Huawei (Huawei-SA-20141008-OpenSSL) を追加
    [2015年06月09日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード (HPSBHF03293) を追加