【活用ガイド】

JVNDB-2014-003790

64-bit プラットフォーム上で稼働する Microsoft SQL Server のマスターデータサービスにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

64-bit プラットフォーム上で稼働する Microsoft SQL Server のマスターデータサービス (MDS) には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「SQL マスター データ サービスの XSS の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft SQL Server 2014 for x64-based Systems
  • Microsoft SQL Server 2012 for x64-based Systems SP1

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された URL を介して、任意の Web スクリプトまたは HTML を挿入される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト 富士通
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-1820
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-1820
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2014年8月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2014-0031
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS14-043,044,045,046,047,048,049,050,051)(2014年08月13日)
更新履歴

  • [2014年08月15日]
      掲載
    [2014年08月20日]
      ベンダ情報:富士通 ([重要]WindowsUpdateで公開されたMS14-044:セキュリティ更新プログラム(2984340)について) を追加