【活用ガイド】

JVNDB-2014-003679

OpenStack Compute および Juno の api/metadata/handler.py におけるインスタンス ID の署名を推測される脆弱性

概要

OpenStack Compute (Nova) および Juno の api/metadata/handler.py には、Neutron を介してメタデータリクエストを中継 (プロキシ) する場合、インスタンス ID の署名を推測される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenStack
  • OpenStack Compute 2014.1.2 未満の 2014.x
  • OpenStack Compute 2013.2.4 未満
  • OpenStack Juno Juno-2 未満

想定される影響

第三者により、インスタンスメタデータのリクエストに対する応答タイミングの違いに依存する総当たり攻撃 (Brute force attack) を介して、インスタンス ID の署名を推測される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenStack オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-3517
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-3517
更新履歴

  • [2014年08月08日]
      掲載
    [2014年11月10日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2014-3517 Information Disclosure vulnerability in OpenStack Compute (Nova)) を追加