【活用ガイド】

JVNDB-2014-003673

libvirt におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

libvirt には、サービス運用妨害 (読み込みブロックおよびハング) 状態にされる脆弱性が存在します。

本件は、XML 外部エンティティ (XXE) の問題に関する脆弱性です。

本脆弱性は、影響を受けるバージョンが異なるため分割されました。
他の API メソッドについては、CVE-2014-5177 が割り当てられています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Novell
  • openSUSE 12.3
  • openSUSE 13.1
レッドハット
  • libvirt 1.2.5 未満の 0.7.5 から 1.2.x
  • Red Hat Enterprise Virtualization 3
  • Red Hat Enterprise Linux 6
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6
  • Red Hat Enterprise Linux Server AUS 6.5
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS 6.5.z
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6

想定される影響

ローカルユーザにより、(1) virConnectCompareCPU または (2) virConnectBaselineCPU の API メソッドのエンティティ参照に関連する XML 外部エンティティ宣言を含む、巧妙に細工された XML 文書を介して、サービス運用妨害 (読み込みブロックおよびハング) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

libvirt.org Novell レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0179
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0179
更新履歴

  • [2014年08月05日]
      掲載